2019年10月23日(水)、ベルギー・ルーヴェン大学(KU)にてワークショップを実施しました。
2019年2月のワークショップでは、特に現地の研究者との話し合いでしたが、今年度は日本学を学ぶ学生たちを中心にしたものでした。そこで、特に日本における総合資料学の状況を伝えるとともに、同行した神戸大学からは(科学研究費・特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」(19H05457、代表:神戸大学奥村弘)による発表)、日本の近代地域資料の現状について説明することとしました。
メタ資料学研究センターからは後藤と天野が参加しました。後藤からは、総合資料学のプロジェクトのうち人文情報学の状況に加え、日本のデジタルリソース全般の説明を行い、広く日本資料の活用方法の状況について説明しました。
天野からは地域歴史文化資料保全という災害の多い日本の中における資料の状況についての説明をしました。
学生たちからの質問も大変に活発であり、特に日本近代史研究を行う上で、アクセス可能なデジタルリソースのニーズの高さを改めて感じました。今後もルーヴェン大学とは、人文情報学・日本近代史研究に加え、学生の総合的な受け入れなど複数の事業を展開する予定です。次年度は日本でのワークショップを実施すべく、検討を進めているところです。