2016年6月30日~7月1日にかけて大学博物館等協議会が広島大学・東広島キャンパスで開催されました。大学博物館等協議会とは「会員相互の緊密な連絡と協力により博物館活動の進展に寄与し、当面する問題の解決を図っていくために大学付置の博物館や設置準備委員会、国立博物館等で創設された団体」(同協議会ホームページ)です。大学博物館の資料活用の共同研究という観点からも総合資料学の目的と合致するもので、歴博は今年度(平成28年度)より加盟いたしまして、あわせて行われる「日本博物科学会」でポスター発表を行いました。
ポスター発表では、「国立歴史民俗博物館が行う『総合資料学の創成』と博物館資料目録ネットワークについて」という題名で、ワークショップ1の状況を中心に発表をいたしました。大学博物館の皆様より多数の質問をいただき、今後の総合資料学の糧になるとともに、多くのご興味をいただき、今後の共同研究の可能性を開くものでした。また、ほかの大学博物館関係者の発表では、総合資料学研究と密接にかかわるものもあり、こちらも共同研究への可能性を作り出すことができ、文理融合型研究の枠組みを設定するよいきっかけとなりました。
日本博物科学会(2016年度プログラム(リンク先PDF)) ポスター発表
国立歴史民俗博物館が行う「総合資料学の創成」と博物館資料目録ネットワークについて
(後藤真・渋谷綾子・小倉慈司・三上喜孝・西谷大・久留島浩(国立歴史民俗博物館))