2016年9月12日、ワークショップ1を東京大学にて開催しました。
このワークショップは、JADH(Japanese Association for Digital Humanities Japanese Association for Digital Humanities・日本デジタル・ヒューマニティーズ学会)との共催で国際シンポジウムとして開催されました。
ハーバード大学よりPeter K Bol氏を招聘し、また国際学会と共催することで多くの国外所属研究者の参加も得ることができました。
日時:9月12日(日)15:00~18:00
場所:東京大学本郷キャンパス 福武ホール
講演1 “The Humanities, the Liberal Arts and the University in a Digital World”
報告者:Peter・K・Bol(ハーバード大学)
講演2 「学術資産とデジタルアーカイブズ」
報告者:久留島典子(東京大学)
講演3 「描かれた都市の暮らしをDBに ―16世紀の洛中洛外図屏風人物データベース―」
報告者:小島道裕(国立歴史民俗博物館)
パネルディスカッション
司会:後藤真(国立歴史民俗博物館)
Peter Bol氏からは特に人文資料や歴史資料に関わるデータをどのようにデジタルデータとして活かし大学の教育等に活用しているかの事例をご紹介いただきました。人文学の基本的な重要性を指摘し、それを学ぶためのデジタルツールのあり方について講演をいただきました。
久留島典子氏からは、東京大学附属図書館における新図書館計画に関連して、歴史資料やデジタル学術資産を実際にどのように保全し活用していくのかという点について、ご報告をいただきました。
小島道裕氏からは、歴博の洛中洛外図人物データベースの説明とともに、人物の知識情報をつなぐことでわかる歴史の意義やより深い理解につなぐことが可能であるということを実際の資料をもとに、報告しました。