2018年4月28日(土)・29日(日)、ニコニコ超会議2018が幕張メッセにて開催され、ブース企画「超みんなで翻刻してみた」にメタ資料学研究センターからは橋本と天野が参加しました。
「みんなで翻刻」は、京都大学古地震研究会が中心となって推進する市民参加型の古文書・古記録解読のプロジェクトで、プロジェクトメンバーの一人である橋本が企画し、昨年度に引き続いての参加となりました。ワークショップ形式で古文書や古記録に関する話題提供をする一方で、多くの参加者がブースに立ち寄り、古文書の翻刻を体験しました。
「みんなで翻刻」は地震に関する古文書・古記録を翻刻し、地震情報のデータ化に向けた取り組みを進めています。同時に、多くの人々が翻刻という作業を通して歴史に触れるきっかけも創出しています。歴史文化の研究や保存活動において地域や市民との関わりが注目されていますが、「みんなで翻刻」の取り組みを通した新たな市民参加の可能性が期待されます。
日時:2018年4月28日(土)・29日(日)
場所:幕張メッセ
1日目:4月28日(土)
天野真志(国立歴史民俗博物館)「古文書を保存してみた」
北本朝展(情報・システム研究機構・データサイエンス共同利用基盤施設 人文学 オープンデータ共同利用センター)「江戸時代の大名家情報がビジュアルによみがえる!「武鑑全集」を使ってみよう!」
2日目:4月29日(日)
飯倉洋一(大阪大学文学研究科)「読める!読める!アプリでくずし字!」
トークセッション
司会:橋本雄太(国立歴史民俗博物館)
パネリスト:ロバート・キャンベル(国文学研究資料館),飯倉洋一