2018年9月3日から6日にかけて、長崎大学大学院多文化社会学研究科の授業「総合資料学」を歴博内にて実施しました。
この「総合資料学」の授業は、歴博が進める総合資料学研究の最先端を学んでもらうとともに、資料と展示を実際に活用しつつ実践的な訓練も行うというものです。
長崎大学大学院多文化社会学研究科が目指す「多文化社会学の超域的・俯瞰的な深化」の体系の一つとして、様々な資料を通じた多分野研究である総合資料学が合致した結果、授業を展開することになりました。
当日は、学生・院生6名を受け入れ、集中講義形式で、前半は総合資料学に関わる講義を実施、後半ではアクティブラーニング形式により、日本文化を国際的に見せるための手法を検討してもらいました。後半では、現在人間文化研究機構が進めております「博物館・展示を活用した最先端研究の可視化・高度化事業」で作成した「モバイルミュージアム」を活用し、実際に展示を考えてもらいました。
大学院生たちにも、多様な研究の最先端を取り入れてもらう、大変に良い機会になったと考えています。