台湾・国立台湾歴史博物館で歴史的な時空間の情報に関するワークショップが行われ、後藤も発表をしてきました。このワークショップは、特に東アジアを中心として歴史的な時空間データの分析手法や情報基盤の所在などの共有を行うことを目指しています。
後藤は、特にkhirinを用いて、鳴門教育大学附属図書館所蔵、後藤家文書における地名情報と、人間文化研究機構本部・高度連携事業において作成され公開された「歴史地名辞書」をリンクさせることで、当時の史料からどのようなことがわかるかを明らかにしたものです。後藤家文書にはいわゆる「お遍路」に関する情報が複数あり、その中には四国のみならず全国の地名が出てきており、当時の人・モノの流通状況などがわかることを報告しました。
これらの成果は今後国際会議での企画等に結びつけることが目指されており、khirinの国際展開の大きな成果となりました。