3月4日、山形大学小白川キャンパスにて「総合資料学の創成と日本歴史文化に関する研究資源の共同利用基盤構築」事業の平成30年度全体集会を開催しました。
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【プログラム】
10:00~ 開会挨拶 西谷 大(国立歴史民俗博物館 副館長)
第1部 活動報告
10:10~ 「総合資料学とは」 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
10:30~ 活動報告1「地域連携・教育ユニットおよび歴史資料保全NW事業」天野真志(国立歴史民俗博物館)
10:50~ コメント 川内淳史(東北大学)
11:00~ 活動報告2「異分野連携ユニット」 渋谷綾子(国立歴史民俗博物館)
11:20~ コメント 尾上陽介(東京大学史料編纂所)
11:30~ 活動報告3「人文情報ユニット」 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
11:50~ コメント 原正一郎(京都大学)
第2部 講演・研究報告・成果報告
13:00~ 講演 三上喜孝(国立歴史民俗博物館)「大学所蔵資料と総合資料学」
13:45~ 研究報告 岡田義広(九州大学) 「Linked Dataに基づく対話型Web 3D教材の開発」
大学との連携研究(奨励研究)の成果
14:05~ 成果報告1 佐賀大学 伊藤昭弘(佐賀大学)
14:25~ 成果報告2 神戸大学 藤田裕嗣(神戸大学)
15:00~ 成果報告3 鹿児島大学 深瀬浩三(鹿児島大学)
15:20~ 成果報告4 山形大学 佐藤 琴(山形大学)
第3部 全体討論
15:50~ 全体コメント 奥村 弘(神戸大学)
16:00~ 全体討論 「総合資料学、今後の3年間に向けて」
司会:小倉慈司(国立歴史民俗博物館)
17:10~ 閉会挨拶 新宮学(山形大学附属博物館 館長)
17:20~ 山形大学附属博物館見学
18:00~ 情報交換会(同キャンパス内)
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当日のプログラムは3部編成で実施されました。第一部ではメタセンターのメンバーより地域連携・教育ユニット・異分野連携ユニット・人文情報ユニットの今年度の活動について報告があり、これに対してそれぞれ河内氏、尾上氏、原氏からコメントが寄せられました。
第二部ではまず本館の三上より、山形大学小白川図書館書庫にて発見された2つの石碑についての調査報告がなされました。三上は本館着任以前に山形大学に在職しており、これらの石碑についての調査はその当時におこなわれたものです。これに続き、岡田氏より氏が九州大学附属図書館教材センターにて取り組んでいる3D CGを利用した教材開発についての報告がありました。また、その後には平成30年度の総合資料学奨励研究4件の代表者から研究成果の報告がなされました。
第三部では、奥村氏のコメントを受ける形で、全体討論がおこなわれました。議論の内容は多岐にわたりましたが、博物館を取り巻く社会環境の変化と、またそのもとで資料をデジタル化し広く提供していくことの意義について活発に意見が交換されました。全体討論の終了後、山形大学附属博物館館長の新宮氏より閉会にあたってのご挨拶を頂きました。
今年度も総合資料学事業では多くの方々にご協力を賜りました。会場の山形大学の先生方、ご来場しコメントを下さった先生方、まことにありがとうございました。